古曲勉強会



「山彦暢波」という名で河東節を演奏いたします。
二代上原真佐喜(僕らは大先生と呼びます)は河東節の名手でもあり、特に河東節が衰退の一途を辿った際に芸の上でも、多分金銭的にも相当な援助をしたことから、当時の河東節連中からかなり崇められていたようです。僕は山彦節子先生に弟子入りさせていただき、やがて三味線を山彦良波先生に師事しました。多分、自分にとって最後の師匠となる良波先生。これから、という時に早逝されてしまいましたが、この先生からいただいた有形無形の数々は計り知れません。可愛がっていただきました。河東節の舞台に乗る際の河東節の紋付き袴は、良波先生のもの。バチも良波先生のもの。ほんとに、ね。ほんとに大好きだったです。僕は上原の芸を残すことを至上命題としていますが、良波先生の芸を伝えることも自分の使命と思っております。まあ先生が許してくれればですが(^_^;)
今回の曲は花の栞。浄瑠璃はタテ三味線の青波さんのお兄様のご淑女お2人、河東節デビューです。僕は久しぶりに上調子で乗らせていただきます。弾けっかな。頑張ります!