真磨箏 弐 二曲目

「獨樂とまり」です。大先生作曲物を初めてリサイタルにかけました。山登松和先生と田中奈央一先生には5月頭に音源と譜面を送ったのですが、自分がこの譜面を作ったのがまだ20代のころで、表間と裏間が逆転したまま延々と書いてある、不備だらけの譜面であることが発覚しました。で、自分は社中のみなさんと何度もやってきましたが、今回、三味線の手と歌を、大先生の音源を頼りに一から見直そうと取り組みました(譜面は整備しておりません。いつかやります。)。やってみると、まあ大先生は三味線もいろいろ細かい動きを加えているし、歌の節も非常に凝ったものでした。どこまで喰らいつけたか、いずれにせよ、とても新鮮な気持ちで演奏出来ました。

上原には独特の、いわゆる「はねる」演奏がつきもので、スクイ方や、高い音から下がっていくときなどに多用されます。ただ、この弾き方は、他の社中や芸大ではご法度な弾き方です。今回、山登松和先生と田中奈央一先生には、このご法度な弾き方をやってもらいました。またまた、申し訳なさと感謝でいっぱいです。ただ、普段やりつけてない演奏法にも関わらず、完璧にやってくださいました。実力者たちに囲まれて、幸せでした。僕が来ている着物と袴は唯昰震一先生がかつて召していた物で、いろんなルートを経て僕の所に辿り着きました。とても着心地の良い、さすがの生地です。またまた、お二人の先生にも色を着ていただきました。曲調に合っていたと思います。ありがとうございました。

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