真磨箏 弐 一曲目

「序曲〜エピローグ」です。緑の毛氈初めて使用しました。この曲の僕のテーマは三味線が伴奏になること。ガチャガチャした手を、お箏のメロディーを立たせるためにいかに小さく弾くか。本番で使いたかった三味線が2日前に皮が破れ、イメージ通りの音を出すには少しだけ楽器のアドバンテージは得られませんでしたが、舞台でやってみた感じでは、そこまで抑えて弾く必要はなさそうな感じでした。そして、田中奈央一さんの音色のキラキラしていたこと!練習から本番まで、曲の理解力がとても高く、必要な音を、何倍も膨らませて弾いてくれました。さすがでした。チューバの木村仁哉さんは朝ドラ「あまちゃん」テーマ曲を吹いていた演奏家です。やはりふくよかな、素晴らしい音でした。チューバの演奏が紀尾井小ホールに響いたのは初めてのことだったそうです。田口拓さんについては、相棒ですから。プログラムに書いた内容そのままでございます。これからもどうかよろしくお願いします。小室旺士君は、リハも本番もど緊張してました。人のリサイタルの助演は初めてだったそうです。一生の思い出の会が僕の会で、しかも僕の曲だったこと、申し訳なく思ってます。助けてくれてありがとう。良い音でした。
客電を付けたまま緞帳を開け、曲の途中で客電を落とす、これは、序曲だから、まだ明るいうちから演奏が始まる、としたかったからです。だんだん客席が暗くなっていくのは、自分が舞台にいる状態では、残念ながら変化は感じませんでした。7分ちょいの舞台、気持ちの良い時間でした!

